学生手帳を発掘

2005年5月26日 BK
 セグメントマージンで来た人のために説明をしてみましょう。
 セグメントとは企業を構成する区分単位のことで、例えばA社に商品xを製造販売するセグメント(まあ、作って売る部署といった感覚で大丈夫かと)があるとしましょう。
 A社は他にもwやzを製造していて、この三つの商品は同じ工場で作られていますが、セグメントは別々です。  
 さて工場の中では三つ共通に発生する固定費(工場の電気代とかね)もあれば、それぞれにしか発生しない固定費(専門の金型など)もあります。
 またこれらを販売する際にも共通発生する固定費(同じ倉庫に保管していればその保管費とか)と個別に発生する固定費(各セグメントごとの営業所の通信費など)があるわけですよ。
もちろん固定でない費用、例えば工場であれば固有の原材料費、営業所であれば広告費などの、つまり変動費もそれぞれセグメントごとに必要です。
 で、もちろん売り上げも別々に出てきます。違う営業所ですから当然ですね。
 さて、いろいろ出てきました。各セグメントに共通する固定費やら個別の売り上げ・変動費やら・・・。しかしここまでくればもうすぐにでもセグメントマージンは出せます。
 xを売るセグメントのセグメントマージンは、xの売上高−xのみにかかった変動費−xのみにかかった固定費の結果です。
 つまり、共通発生する固定費を無視した場合の部門別の利益のことです。
 特徴としては、個別標準原価計算のように固定費全てを計算から除外するのでなく、あくまで共通発生する固定費=どの部門にどれだけ配分していいものか迷う固定費を計算から除いたもの、という点でしょうかね。
 まあ分かんなかったら参考書でも見たほうが早いです。(ここまで書いておいて何を)

 ポケットから鍵やチェーンを出してチャラチャラ鳴らしながら歩く人はそうしないと熊に襲われる環境に住んでいたころの癖が抜けないのかしらね。

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