筒井康隆さんの「幻想の未来」はSFですよ。最終戦争後、放射能に満ちた世界へ適用するために異形へと「進化」していく生物たちの長い長い時間を越えての生と死。その星に生きた全ての生物の意識が星を包み、混ざり、星そのものの「進化」となる。(有機生命体が住んでいるような星は、宇宙全体から見ればまだまだ若い惑星なのですよ。←「成長」という納得しやすい現象による説明)
ええ、「突拍子も無いものや世界に説得力を持たせてある作品」なら私にとってはSFです。だからガンダムはSFですよ。宇宙に人が住むなんて突拍子もない世界の裏付けとして人口爆発が、モビルスーツなんていう巨大ロボットが有効な兵器だなんていう話の裏付けとして宇宙空間での四肢を使った方向転換とかミノフスキー粒子の存在とかそんな感じです。
「ファイナルファンタジー4」は、天かける船「飛空挺」なんていう突拍子もない物への説明が「技師が発明した」だけであり、説得力があるとは言い難いのでSFとしては見られません(まあそれ以前に生身で月面歩きますからね彼ら)。
ただ、どこまでが説得力を持つ説明かなんてのは人によって違うでしょうから(なんで増えた人口をやる先が地下や海底じゃなくて宇宙なんだ!とか、発明出来たんならそれでいいじゃないか!とか)、一般に通用する概念ではないでしょうね・・・。うーん。
「東海道戦争 ナカコマ」・・・車で移動する主人公たち3人。主人公の観察により、誰もが戦争準備を楽しんでいることが分かります。
だらだらとMIDIを集めていたらいつの間にか風の憧憬(クロノトリガーの中世のフィールド曲)が7つも手元に。ピアノの綺麗なアレンジやらアップテンポのテクノ風(?)やらロックっぽいのやらフルートやハープを使った上品なのやら、いろいろです。でも、ありすぎですよね。
ええ、「突拍子も無いものや世界に説得力を持たせてある作品」なら私にとってはSFです。だからガンダムはSFですよ。宇宙に人が住むなんて突拍子もない世界の裏付けとして人口爆発が、モビルスーツなんていう巨大ロボットが有効な兵器だなんていう話の裏付けとして宇宙空間での四肢を使った方向転換とかミノフスキー粒子の存在とかそんな感じです。
「ファイナルファンタジー4」は、天かける船「飛空挺」なんていう突拍子もない物への説明が「技師が発明した」だけであり、説得力があるとは言い難いのでSFとしては見られません(まあそれ以前に生身で月面歩きますからね彼ら)。
ただ、どこまでが説得力を持つ説明かなんてのは人によって違うでしょうから(なんで増えた人口をやる先が地下や海底じゃなくて宇宙なんだ!とか、発明出来たんならそれでいいじゃないか!とか)、一般に通用する概念ではないでしょうね・・・。うーん。
「東海道戦争 ナカコマ」・・・車で移動する主人公たち3人。主人公の観察により、誰もが戦争準備を楽しんでいることが分かります。
だらだらとMIDIを集めていたらいつの間にか風の憧憬(クロノトリガーの中世のフィールド曲)が7つも手元に。ピアノの綺麗なアレンジやらアップテンポのテクノ風(?)やらロックっぽいのやらフルートやハープを使った上品なのやら、いろいろです。でも、ありすぎですよね。
私の思考や嗜好の指向を決定付けた至高の存在こそ筒井康隆。その筒井さんの短編集を紹介してみますよ。
この本には表題作を筆頭に9篇が収められています。
・バブリング創世記
ドンドンはドンドコの父なり。ドンドンの子ドンドコ、ドンドコドンを生み、ドンドコドン、ドコドンドンとドンタカタを生む。で始まる、まあ聖書のパロディなんでしょうなあ。最後はきちんと(?)森羅万象有象無象すべて地に充ちたり。となります。
とにかく、圧巻。筒井さんをキチガイと思う人はこれだけしか読んだことが無いのかな。逆に言えば、こんなの書くのはキチガイだ。
・死にかた
スプラッター。オニにより次々と金棒で殴り殺されていく社員たち。しかしその死にかたは多岐に渡る。
もし同じ局面に遭遇したら、あなたは誰のような行動をするでしょうか。私はたぶん四家か六本木ですね。
・発明後のパターン
ある意味で究極の、発明モノのショートショート。星新一ファンにはぜひ読んでいただきたい。
まさに発明後のパターン。チャップリン映画の「サーカス」の冒頭に出てくる演説みたい。
・案内人
案内人の薄気味悪さと次はどんな目に合うのかというスリル。「なあに、命まで貰うとはいわないよ。けけけけけけ」
意地悪いよなあ。「入っていったやつがいるとは言ったが、出てきたやつがいるとは言わなかったぜ」なんて。
・裏小倉
百人一首のパロディ。原点と付き合わせて見ると楽しさ倍増。
中にはははははは ははははははは ははははは ははははははは はははははははなんて投げやりなものもありますが。
・鍵
鍵に導かれて、開く扉は己が過去。失った過去ではなく目を背けてきた過去との対面。角川ホラー文庫で出版された筒井さんの短編集の表題作でもあります。
読み返すほどに怖くなる作品。過去に追われるって、怖いね。
・廃塾令
廃塾令の背景と施行後の社会をテレビ番組風に。
塾通いしたことないから笑えるのかな。
・ヒノマル酒場
酔っ払いとマスコミ不信に満ちたヒノマル酒場に舞い込んだ宇宙人の運命やいかに。
そりゃいきなり入ってきた奴を宇宙人だと信じるのは無理だよなあ。仲間同士でいればなおのこと。にしても行動が極端だなあ。そこが魅力でもあるんだけど。
・三人娘
女のいじめは陰湿ですよ。おお恐ろしい。
こんなのばっかり読んでれば、そりゃ女と付き合いたい気なんか育ちませんよね。
・・・ネタバレのことを意識し過ぎると駄目だね・・・。とにかく一読をオススメしますということで今日はオシマイ。
この本には表題作を筆頭に9篇が収められています。
・バブリング創世記
ドンドンはドンドコの父なり。ドンドンの子ドンドコ、ドンドコドンを生み、ドンドコドン、ドコドンドンとドンタカタを生む。で始まる、まあ聖書のパロディなんでしょうなあ。最後はきちんと(?)森羅万象有象無象すべて地に充ちたり。となります。
とにかく、圧巻。筒井さんをキチガイと思う人はこれだけしか読んだことが無いのかな。逆に言えば、こんなの書くのはキチガイだ。
・死にかた
スプラッター。オニにより次々と金棒で殴り殺されていく社員たち。しかしその死にかたは多岐に渡る。
もし同じ局面に遭遇したら、あなたは誰のような行動をするでしょうか。私はたぶん四家か六本木ですね。
・発明後のパターン
ある意味で究極の、発明モノのショートショート。星新一ファンにはぜひ読んでいただきたい。
まさに発明後のパターン。チャップリン映画の「サーカス」の冒頭に出てくる演説みたい。
・案内人
案内人の薄気味悪さと次はどんな目に合うのかというスリル。「なあに、命まで貰うとはいわないよ。けけけけけけ」
意地悪いよなあ。「入っていったやつがいるとは言ったが、出てきたやつがいるとは言わなかったぜ」なんて。
・裏小倉
百人一首のパロディ。原点と付き合わせて見ると楽しさ倍増。
中にはははははは ははははははは ははははは ははははははは はははははははなんて投げやりなものもありますが。
・鍵
鍵に導かれて、開く扉は己が過去。失った過去ではなく目を背けてきた過去との対面。角川ホラー文庫で出版された筒井さんの短編集の表題作でもあります。
読み返すほどに怖くなる作品。過去に追われるって、怖いね。
・廃塾令
廃塾令の背景と施行後の社会をテレビ番組風に。
塾通いしたことないから笑えるのかな。
・ヒノマル酒場
酔っ払いとマスコミ不信に満ちたヒノマル酒場に舞い込んだ宇宙人の運命やいかに。
そりゃいきなり入ってきた奴を宇宙人だと信じるのは無理だよなあ。仲間同士でいればなおのこと。にしても行動が極端だなあ。そこが魅力でもあるんだけど。
・三人娘
女のいじめは陰湿ですよ。おお恐ろしい。
こんなのばっかり読んでれば、そりゃ女と付き合いたい気なんか育ちませんよね。
・・・ネタバレのことを意識し過ぎると駄目だね・・・。とにかく一読をオススメしますということで今日はオシマイ。